読んでから結構時間が経ちますが、とても面白かったので感想文を残しておきます。
80:20の法則とは
"結果の80%は、20%の原因から生じるという経験則"です。
以下文中より
80:20の法則を活用する事によって、誰でも生活を向上する事ができる。
80:20の法則を活用すれば、労力や不安を減らし、幸せと望みを叶えられる。
80:20の法則を使えば、物事の性格をうまく活用して、楽々とより良い結果を生み出せる。
少ない労力で多くの成果をあげよう。
というものです。
「人生を変える80:20の法則」は、この法則を主にビジネスやマーケティングに利用した場合などが詳しく紹介されていて、二冊目の「生活実践編」は、個人の生活に応用するための方法を徹底解説したものです。
新居に越してきて5年経ち、長女も産まれて、今まで色んな物が増え、色んな事に手を出して、ここ数年は支出が増えて時間が減りつづける傾向があります。
今やっている事や持っているものを減らし、執着を手放して大事な物事は何かという事を再確認する必要があると感じていた所、この本を読んで大変勉強になりました。
原因の多くはなんの結果も生まず、ごく少数の原因が人生を変える。
自分が普段かけている労力や時間を見直して、あまり成果を生まないものは切り捨てていく。
「いつもやっているから」だとか、「みんながそうしているから」だとかいう理由でやってる事や、幸せだとは思えない時間、役に立ってるとは思えない時間や事を減らす方法を考える。
日々のエネルギーを増やすのではなく、自分にとって本当に重要な20%の事に焦点を絞る。
好きな事、得意な事、やりたい事にエネルギーを注いでいく。
重要なのは
焦点、選択、革新
80:20の法則は仕事、お金、人間関係…様々な物事に適用できる事なので、自分の暮らしの中の色んな面で活用できそうです。
後、この本の内容には直接関係ないかもしれないが、とても良い言葉がありました。
"ポジティブな気持ちになろうとしても簡単になるわけではない。人は感じ方や考え方を簡単に変える事はできない。
ポジティブな行動をとるだけでいい。"
"考え方を変える必要はない。行動によって望む結果が出れば、考え方は自然に変わると考える。"
ここで中村天風先生が"習慣は第二の天性"とおっしゃっていた事を思い出しました。
ポジティブな行動をほんの少しの事としても、それを習慣化して実行する事でその後の人生は大きく変わるのだと、改めて思いました。
自分の限りあるエネルギーと時間を、本当に自分が望むものと、幸せと活力を与えるものに注いでいきたいと思います。
と、ここまで80:20の法則に基づいて行動する事の重要性は分かったのですが、その前段として、
自分自身にとって自らが望むものは何か?
何をしている時が幸せなのか?
何を大切にしているのか?
という事を明確にする必要がありますが、その答えを自覚するのは意外と難しい事だと思ったのです。
それがわからないままだと、どこにエネルギーを注いで良いのか分かりません。
その答えを導き出す術を求めつつ、面白そうな本を物色していた所、この様な本を見つけました。
この本は瞑想についての効果と方法について書かれているものですが、求めている答えを導き出すヒントがこの本と、この本の続編にありました。
その話はまた今度…
とにかく最近は80:20の法則に基づいて、実は不要である物事をバッサバッサと切り捨てて減らしていくという作業を実行中です。