ケンタロウBlog

 ケンタロウが日常の中で、見たり聞いたりした事について書いています。

何でも上手になる方法

 私は10年以上、剣術と中国拳法を学んでいます。心にも身体にも自在を得る事を目的としています。

 剣術も拳法も修得すべき刀法と拳法は膨大な数になります。そしてそれらを正確に遣える様にならなければなりません。

 日々の稽古ではより早くより正確に修得するにはどうすればいいかを考えています。


先日、面白い記事を見つけました。
 笑っていいとも内のコーナーで、武井壮さんとタモリさんの会話を文字に起こしたものです。


そして同じ日にTwitterから武井さんの考えに関連する記事を見つけました。
森博嗣さんが書いたものの様ですが、どこに書かれていた物か分かりません。


以上の2つの記事は物事が上達する上でとても大事な事を伝えていると思います。

 二つを足すと、
精密に誤差を測定する感覚と、誤差を修正する為に正確に身体をコントロールする能力が大事だと言っています。

「上手な人」というのはこの能力が高い人だと思います。

 目標と状況の誤差を素早く認識して精密に修正ができるというのは、運動だけでなく、生活のあらゆる場面で役に立ち、とても大事な能力であると思います。

森さんは先ず、「測定精度の高さ」「現在の位置や状況を的確に把握する」能力が大事だと言います。

では、測定精度を高くするにはどうすればいいんでしょうか?
やはり、精密な違いを認識できる五感を鍛えるしかなさそうです。

 五感を鍛えるには神経細胞が発達する幼少期に鍛える事が望ましく、成人だと、鍛えても効果が出にくいとされています。それに遺伝も大きく影響があるそうです。

自分で認識しきれないレベルの測定精度は道具や機械に頼るのが良さそうです。

 自分の動きをビデオでチェックしたり、ズレを数値化したり、強制的に「できた状態」を作り出し、「できた時の感覚」を記憶する。などでしょうか。


では、高い精度で誤差を認識できたら、誤差を修正する為の身体のコントロールはどうやってトレーニングすればいいのでしょうか?

 武井さんは「パーフェクトボディコントロール理論」というものを考案しています。

 日常生活のあらゆる場面で、身体をコントロールする事、自分の体調や身辺の状況を事細かにデータ化してコンディションをコントロールする事だそうです。

 運動においては、武井さんが言う通り、自分の身体を自分の思った通りにコントロール出来れば、どんな運動でも、誤差を認知したら直ちに修正出来てしまう訳です。従ってスポーツを習得するスピードは断然早くなるわけです。

0.〜を競う程の事をやっておるわけで無いので、事細かに日々の記録を付ける必要は無いと思いますが、日常の中で身体の動きをイメージしてその通りに動かす事を意識してトレーニングするのは出来そうです。


 以上のことを踏まえて武芸の稽古を考えると、上記と相反するものが無いという事が分かりました。

 剣術の稽古は、師匠と弟子が立ち合いて稽古をします。師匠は自分の師匠の姿を弟子に被せて見ながら違いを見つけて指摘します。

 誤差の測定はここで行われるわけです。そしてその誤差を修正する為に身体をコントロールしていく作業をし、また誤差の測定をし、繰り返します。

 稽古の効率を上げるためには、師匠と弟子が立ち合う時に、自分が出来うる限り誤差を少なくして臨み、そこから更に誤差を浮き彫りにする事で精度を増していく事が出来るだろうと思います。

それと、基礎的な刀法を繰り返し鍛錬する事で、身体をコントロールする能力を高める事が出来ると思います。



 何かを学んだり、練習する時、その効率を上げる為には、

・より精密な誤差を認識する
(自分の感覚を超える精密さを求める場合、道具を使うなどの工夫が必要)

・日頃から身体をコントロールする能力を鍛える。(パーフェクトボディコントロールなど)

または、誤差を修正する為の知識を得る。


この2点が有効に活用出来ると思います。


身体の動きと感覚に注意を向ける事は、元々持っていた能力を覚醒させる事だと思います。出来なかった事が出来き、見えなかった物、聴こえなかった音、忘れていた感覚、気付かなかった匂い、隠れていた味、それらを再確認する事ができるかもしれません。

追記

 現状を把握する事、そして自分をコントロールして修正したりする事。
 煎じ詰めれば「思考停止するな、考えろ、感じろ」って事ですね。