真実と善と美

 日常の中で、見たり聞いたりした事について書いています。

艱難辛苦を力に変える


 スポーツでもエンターテイメントでも研究者でも、あらゆる分野で長年努力し続ける人がいます。
 その道のりは決して平坦なものではなく、色んな障害やトラブルがあったり、時代の変化とともに価値がうしなわれ、やっている事が意味のないものになってしまったりしてしまう事もあります。強力なライバルが現れたり、後ろ盾が突然無くなったりすることもあります。
 そうした艱難辛苦を乗り越えながら一つの事を長年努力し続ける事を大変素晴らしく思いますし、尊敬します。

 何かをやっていると、ちょっとした事で投げ出したくなる時があります。一生懸命にやっている時に、横槍を入れられてやる気を無くしたり、調子が良く、自分が一番だと思っている時に自分よりも更に優れた部分を持つ人物が現れた時、やってる事が難しくなった時です。

 そんな時、「悔しい」と思えるか、「やーめたっ」となってしまうかが大きな分かれ道になります。

 「悔しい」って思える事はとても大事だと思います。出来ない自分に対して悔しいと思ったり、自分よりも優れた人や成果を目の当たりにして悔しいと思うのは、必ず次へのエネルギーになります。

 上に行きたければ、上を目指そうという気持ちに貪欲になるべきだと思います。

  逆に投げ出してしまうと時というのは、自分の身の程を分かっていないのだと思います。自分の弱さや程度をしっかりと直視すれば、自分に降りかかるトラブルやネガティブな出来事は当然の事として裁く事が出来ます。
 そしてもう一つ厄介なのは「嫉妬」です。
 自分と他者とを比べて自分の方が劣ってると感じると、「元々恵まれているからだ」等と他人の努力を認めたがらない人が居ます。その上粗探しをし始める人が居ます。
 そういった人は誹謗中傷することで、少しだけ自分が正義であると思えるし、自分の弱さから逃げ出すことができます。

 物事に取り組む上で、現状の自分と勇気を持って真っ向から向き合い受け入れる事と、自分の気持ちにしっかりと責任を持つ事は大事だと思います。
 それが成長と成功の道なのだと思います。