真実と善と美

 日常の中で、見たり聞いたりした事について書いています。

コンビニで時空を越える

 日本全国津々浦々にコンビニが浸透して、これまでに色んな所でコンビニを利用するようになりましたね。

 私は16歳の時に、普通自動二輪の免許を取ってCBR250RRに乗って色んなところへ出かけました。

 田舎の高校生は電車と自転車と原付バイクでの移動が殆どで、その中で自動二輪という高速道路も乗れちゃう移動手段を手に入れるという事で、周りの高校生よりも遥かに行動範囲が広かったかと思います。

 

 他の高校生は行くコンビニは大体決まってると思うんです。自宅近く、学校の側、通学路沿い、駅近く、友達の家の近く…とかね。

 しかし、16歳からバイクで県内に留まらず色んなところを出かけてると、「行ったことのあるコンビニ」ってのは他の高校生より遥かに多いと思います。

 

 大人になってその差異は少なくなってるかと思いますが、兎に角今まで沢山のコンビニを利用しました。

 

 すると、コンビニに行くと、或いはコンビニに行った事を思い出すと、たまに全くちがう場所のコンビニにいるように思えたり、頭に浮かんだりする事があるんです。

 

 例えば、週末にアルツ磐梯スキー場に行って、その帰りに磐越自動車道磐梯東IC近くのローソンに行ったんですが、家に帰ってその事を思い出そうとしたら、何故か新発田のイオン近くにあるセブンイレブンの景色が浮かび上がったんです。まるでその日、新発田のセブンに行ったかのような感じがするんです。

 

 二つのコンビニは周りの景色も違うし、駐車場の様子も違うし、ローソンとセブンは店舗デザインもロゴも違うし、似てないんだけどイメージがリンクするんです。

 

 なんでだろ?

 

 その時に買ったものが同じなのか?

(しかしコンビニで買うものは大体似通っているので被る事は沢山ある)

 考えていた事、気持ちが同じだったのか?

 コンビニを利用する時の自分の意識が共通しているのか?

 

 コンビニとコンビニの間を時間と場所を越えて意識がワープするんですよね。

 だからコンビニにいたり、コンビニにいた事を思い出したりすると、全く違う、しかも完全に忘れていた過去のコンビニの記憶が蘇ったりするんですよね。

 

 「コンビニに行った」という事がただ記憶に残って、それがどこのコンビニかってところは重要じゃなくてあやふやになるのか?

 

 もしかしたらコンビニの端末機でタイムスリップか瞬間移動できたりして!

 私にとってはコンビニは時空を超越した場所の様です。