真実と善と美

 日常の中で、見たり聞いたりした事について書いています。

子どもに一人旅させてあげたいと思いませんか?

子どもに旅をさせたい

 5才の息子がいます。
 息子には多感な時期に色々な経験をさせてあげたいといつも思っています。バーチャルではない本物に触れさせたいと思っています。

 何かをやる事は誰かが代わりにしてあげることは出来ますが、その経験を通して感じるという事は代わりにしてあげる事は出来ません。

 最近はスマートフォンでLIVE中継や映像を送受信する事が出来る様になって、時間と場所を越えてお手軽に見聞きする事が出来る様になりました。
 それで問題が解決し要望が満たされる反面、実際にその場へ行く過程や対象を五感で感じ取るという経験がなくなっていくのではないかと懸念しています。

 山の山頂からの眺めは高画質大画面のテレビで観る事が出来ますが、その景色を観るに当たってどんな道のりを辿って行くのか、汗ばんだ肌に吹き付ける風の冷たさや、様々な事が省かれています。
 素晴らしい建築を見るにしても、建築はありのままの自然から建築を成す要素を持ってして切り取るものですから、建築物を取り巻く環境とワンセットで見なければ良さが解りません。空間の感覚も実際にその場に立たないと感じ取れないでしょう。

 子どもには臨場感のある体験を沢山して欲しいと思います。
 そして、自分の力で日本中、世界中を旅することが出来たらとても素晴らしい体験を沢山することができると思うのです。

 子どもには早くから移動する事に慣れて欲しいと思います。

 妻の実家は九州で、里帰りの時は新幹線と飛行機を乗り継いで行くのですが、今度からは少しずつ子どもだけで移動するチャンスを作ってあげたいと思います。
 そして最終的には自分で電車や飛行機の時間を調べて、チケットを手配して時間通りに移動する事を、小学校低学年で出来る様にさせてあげたいと思います。

 自分がスゲーと思った事や人を実際に自分の目で確かめに行って欲しいです。