真実と善と美

 日常の中で、見たり聞いたりした事について書いています。

新しい店ができて喜んでいる市民の皆様へ

 地元らしいコミュニティと一体となった様々なお祭りや行事、個性的な商店が無くなって、代わりにどこにでもあるイベントや店舗が乱立する街の様子を、市民の皆様はどう受け止めてるんですかね?


 地元で人気のあるスーパーの改装で、冷凍食品コーナーとお惣菜お弁当コーナーが大幅に増床された事と、ディスカウントショップが進出してきたことは、地方の平均所得がだいぶ落ちてきている事を意味します。合わせて生活レベルがかなり下がっている事を感じます。


 このまま「安くて便利」に身を委ねていいのでしょうか?


 各商店街で様々なイベントが行われる様になりましたが、どこも同じ様なイベントで、フードカーやダンスやライブを行ったりするのは全く同じです。それはぞれで楽しいのですが、もう少し独自性のあるものにした方がいいと思います。近隣の街でもやってるからと同じ様な事をやっても市外からわざわざ来る人はいないでしょう。同じ事を何度もやっては回数を重ねる毎に来場者は減ってゆくばかりでしょう。


 地域の文化や独自性を活かした事をやっていかなければ外から人は来ないし、同じ事を何度も繰り返す様な安売りしても飽きられるので、本当に素晴らしいものを生み出そうという気概を持たないとダメだと思います。


 この様な有り様を見ながら、私の住む街も文化的にも経済的にも痩せ細ってゆくのを感じます。

 じゃあ何が足りないのでしょうか?

 

 教養、品格、知識、アイデアが全然足りないです。


 それらを補うためにはアウトバウンドからのインバウンドが必要だと思います。

 この地域から積極的に外へ人を送り出し色んなものを吸収してもらい色んなものを持ち帰ってもらう。または、外から色んな人に来てもらい地域のために力を貸してもらう。そういったことが必要だと思うのです。


 教養と品格を備えた人からこの地域の文化や歴史を再検証してもらう事で、この地域の独自性と文化を継承しながら価値を見出していく事も必要だと思います。


この街に住む意味や価値を改めて見つめ直す時だと思います。