真実と善と美

 日常の中で、見たり聞いたりした事について書いています。

自治会の問題

 育成会の副会長をやっていて、4月から育成会の会長をやることになって、先日自治会の評議員として評議会に出席してきました。

 

 まぁ兎に角色んな問題が沢山あるんだなって思いましたけれど、突き詰めると、自治会の為に活動されている方々の高年齢化で事業が立ち行かなくなってきているというのが一番の問題です。

 

 以前、何かの記事で(養老孟司さんが書かれたものかな?)「地縁」「職縁」という言葉を発見しました。

 高齢者(自治体を運営している多数)は地元の縁を大事にしている。その下のバブル時代を迎える世代は職場の縁を大事にしている。若い世代は地元の縁より職場の縁より、自分にとって価値のあるところに力を注ぐ。

 高齢者は自治会主催の旅行など出かけたりするし、地域での活動に積極的だ。で、団塊の世代で職場の縁を大事にする世代は、職場の旅行とかゴルフとか仕事仲間との時間を大事にしてる。若い世代は地元のゴミ拾いや環境整備には参加しないけど、ecoアクションとかチャリティマラソンとか全然地元と関係ないし仕事とも接点無いけど価値があると思えば参加する。

 

 地元の人材資源をどうやって地域の活動に誘導していくか?

 

 アドラー先生によれば、人間の幸福感は「共同体意識」にあるといい、「共同体意識」は「貢献感」から産み出されると言っていました。

 地域活動を通して貢献感と充実感を感じてもらい、地域活動に積極的に関わってもらうためにはどういう仕掛けが必要か?

 

 地域活動に参加する事が、面白くもなく、面倒くさく、自分の時間を犠牲にしていると感じるようなものであってはならないと思います。 

 地域活動が、意味があるのか無いのかわからないけど、今までずっとやってきているからという理由で、面倒だけどやっている…というものでは決してあってはなりません。

 地域活動が、「役に立ってる」「貢献している」そういう実感がなくてはならないと思うと同時に、地域活動が地域住民の役に立って、地域住民の暮らしの助けになっているものでなければなりません。

 

 先ずは

地域住民の皆さんに必要な活動は何か?

地域住民の皆さんが喜ぶ事って何だろうか?

その中で自治会ができる事って何か?

 

そこから始めようか…