真実と善と美

 日常の中で、見たり聞いたりした事について書いています。

九州〜しまなみ海道〜能登半島 ツーリング まとめ

 8月10日 am7:00 新潟の自宅を出発
 大阪南港へ向かいました。

相棒は Harleydavidson softail fatboylo
 キジマのミーティングキャリアを取り付けて、そこに所謂ホムセンBOXを荷締めベルトでくくりつけて、中にはソロキャンプギアを入れました。サドルバッグとノースフェイスのバッグには着替えとか色々。
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この日は北陸自動車道を使って大阪南港へ向かいました。米原辺りまで全然暑くなくて涼しかったけど、車が混み始めるとともに、都市部に近付いたせいか、段々と暑くなってきた。

 阪神高速は地名も方向も分からない身としては スマホのナビは必須だった。特に音声は助かった。ヘルメット用のスピーカーイヤホンを取り付けていって本当に良かったと思う。
 距離は全然見てなかった。確か610キロ位。

 港に着いたのは16:00
17:55発のサンフラワー霧島で志布志へ向かいます。
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 バイクの搭乗は20台位だったかな?
 船室はツーリストを選んだ。

 隣の青年は志布志に着いたら鹿児島港まで移動して、そこから屋久島へ向かうんだって、大きなバックパック持ってたなぁ。9月で就職浪人が終わるんだって。大阪から東京へ引っ越すとか…その前の屋久島チャレンジ最後のチャンスなんだって。
 屋久島楽しめたかなぁ?

 船内はとても混んでた。乗船したらさっさとお風呂に入ってレストランに並ぶのが常識だね。

 これから自動運転自動車の開発が進むとカーフェリーの乗客も減るんだろうな。
 カーフェリーはツーリストの様なプランが減ってホテルの様な快適さを売りにしたプランが増えてきそうだよね。

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 8月11日 8:55に志布志到着予定だったけど、20分位遅れたかな?
 バイクで下船する時はテンション高かったなぁ。
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志布志から海岸線を辿って鵜戸神宮へ向かったけど、工事の為に通行止めとかあって、道を間違えて1時間弱ロスしたかなぁ?

 しかし宮崎はどこまで行っても田舎で何も無い。本当に「どげんかせんといかん」て言わざるを得ないよね。本当に何も無い田舎で一番カラフルなのは政治家の看板ね。
 地方創生と言って何も無い所にお金撒くのももったい無いよね。コンパクトシティ構想を本気で考えた方がいいかも。

 鵜戸神宮に行こうと思ったのは、自分がやってる剣術の柳生新陰流の源流である、陰流を創った愛洲移香斎所縁の地なんだよね。
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でも、鵜戸神宮では陰流のキーワードはこれだけ…
海の青さと山の緑と社殿の朱色のコントラストがとても綺麗だった!
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 帰りに売店で美味しそうなジュースを買ったんだけど、これ新潟では見ないなぁ。マンゴー味はここだけなのかな?美味しかった!
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売店の奥で一休みさせてもらいながら、おばちゃんとお話ししてた。店の奥には東国原知事のキャラクター看板が寂しげに立ってたよ。
 そういえば宮崎来て鳥を食べなかった!!

 鵜戸神宮から海岸線を宮崎に向かって走った。
 本当に海が綺麗!なんでこんなに青いの?
 樹木もトロピカルでとても南国気分だった。
 あと、びっくりしたのが、サボテンが地植えで生き生きしてる事。新潟では見れない光景だね。

 宮崎市のシーガイアへ続く有料道路もとても気持ち良かった!
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 宮崎市を過ぎた辺りからこの日のキャンプ設営場所を探し始めた。日向市に良さげなキャンプ場があったのでとりあえずそこを目指した。

 16:00頃に日向市サンパークオートキャンプ場に到着して、管理人さんに伺ったら空いているので利用できますとの事。良かった!

 すぐ近くに温泉があって、本来ならば団体さんのための割引券を管理人さんが特別に分けてくださった。ありがとうございます!

 不慣れな設営で時間はかかるし、あたふたしてたけど、なんとかうまく設営出来た。
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 この日の夜は暑かったなぁ。テント内にバッテリー式の扇風機が要るわ。

 8月12日
 この日は宮崎、熊本、大分は雨予報で、雨雲レーダーを見ると黄色いエリアが阿蘇にかかる予報。

 なるべく雨雲が阿蘇に差し掛かる前に向かおうと思い、急いで撤収、移動したけど、天気予報は刻一刻と変化し、高千穂峡付近で本格的な雨に叩かれ始めた。

 雨の高千穂峡歩いてももったい無いのでパス。

 阿蘇へ向かった。
雨は晴れない。晴れる見込みもない。諦めてとにかく阿蘇のど真ん中を走って大観峰へ向かい、やまなみハイウェイへ向かう事にした。ラピュタの道もまた今度という事にした。
 なぜなら雷も酷かった。草千里近くでは何もない平原に「ここに雷落としてください」と言わんばかりの俺。
 稲光が強かったなぁ。

 遠くまでは見えなかったけど、とても素晴らしい道!雨煙か尚更神秘的だった。

 大観峰は雷雨の為にスルーした。この天気では小観望な感じだろうと思ったわけ。

 雨による体力の消耗と、装備の雨ダメージの心配とで、とにかくこの日は目的地である大分ベース(妻の実家)へ向かう事に専念した。

 長者原は車で行った事があるので、最短距離の久住高原を走った。こちらも車で来た事はあるんだけど、バイクで走りたかったんだよね。
 巷ではやまなみが定番だけど、この久住高原もとても素晴らしいよ。
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それにしてもとても寒かった!
8月にこんなにブルブルする程寒い思いをするとは思わなかった。

 ちなみに久住高原の赤川温泉はオススメです。ここは有数の硫黄温泉。白濁のお湯で何日経っても身体から硫黄の匂いが消えない。
 温泉好きは立ち寄るべき!

 俺も大分県民になりつつあるなって思ったのは、久住から大分市内の妻の実家までナビ無しで行けたって事ね。「あーこっち行くと"わったん"ね〜」とか思いながら走ってた。
 14:00頃大分ベース(妻の実家)に到着したんだけど、妻と家族みんなは大分駅ビルへ買い物へ出かけてて、ずぶ濡れの俺は大分市内に放置されたわけで…

 持ってきた雨具は16歳の時に普通自動二輪を取った時期に買ったので、もう20年以上使ってるんだよね。
 でもこの雨具は「晴れ合羽」でこの雨具を持ち出してツーリング出かけても必ず雨に当たらなかったんだよね。だから今回が20年で初めてちゃんと合羽を使った。しかし防水機能はサッパリ無くて、ぜんぜん使えなかった。きっと晴れ合羽としての寿命が来たんだなって思った。
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 バイク用の雨具を探しに大分市内を走ったけど、バイク用品店はどこもお休みでただ彷徨っただけだった…

 妻の実家でお世話になります。

 温泉が身に沁みたね。
 妻子に会えたのもホッとした。

 バイクの長旅って重大な交通事故のリスクも含んでいるから、とにかく妻子に会えたのは嬉しかったね。

8月13日
 翌日もホッとしたひと時を過ごさせてもらいました。
我が子と我が子の従兄弟の寝姿見て疲れが癒された。
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 8月14日
 この日は5:00に大分ベースを出発して佐賀関へ向かいました。

佐賀関 佐伯港を7:00に出航するカーフェリーで愛媛県三崎港に向かいました。

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 船に乗りながら吉田拓郎の「唇をかみしめながら」を聴いてたらなんか感謝の気持ちで胸が一杯になった。

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 お義父さんとお義母さんは温かく迎えてくれて、色々と心配をしてくれて本当にありがたいと思った。妻と妻の両親に感謝!

 三崎港に着いたのは8:10頃。佐田岬から伊予に向かって走りました。
 この道はとても気持ち良かった!そして佐田岬から伊予に向かう海岸線はとても綺麗で気持ちよく走れた。

 今治からしまなみ海道へ向かった。
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ここは自転車の楽園!本当に気持ちの良い道だった!自転車の様にバイクのエンジン音を消し去って風の音だけ聞きたいと思った。

 しまなみ海道を渡りきったら山陽道は要所要所で大渋滞!
 福山SAで尾道ねぎラーメンを食べた。
美味かった!
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 この日は山陽道は込み込みでしかも所々雨予報でヤバ目だった。大渋滞は翌日も続く見込みだった。
 色々と迷ったけど、一気に山陽道を突っ切ってレストハウスがある多賀SAまで向かうことにしました。
 渋滞のすり抜けは神経使うし、夜の高速は体力を消耗する。

多賀に到着したのは20:00頃だったかな?早速レストハウスへ行こうと思って、場所がわからずネットで調べたら、宿泊は満室!ガビーン!!この疲れた身体はどこで癒すの!?と思いつつ、とりあえず受付へ。

 ホテルの客室の様な所は満室で、仮眠室は空いてるとの事。助かった…

 仮眠とお風呂はセットで、6時間で850円。延長してもOKで、要するにお風呂入ってベットで翌朝までゆっくり眠れるわけです。

 とても良かった!大分への里帰りの帰りにまた使いたいと思った。


8月15日
 朝起きてSAでコーヒー飲みながら今日の予定を考えた。
 まっすぐ帰ったらその日のうちに家に着けるんだけど、まだ日にちに余裕があるのと、もう一泊キャンプしたいのと、とにかくどっか走りたいという気持ちがあって、能登半島を走る事にしました。

 金沢東ICまで高速使って、降りたのが8:00頃。そこから千里浜なぎさドライブウェイに向かいました。

 砂浜の道は世界で3つしかないそうで、とても珍しいそうだ。
・ バイクはスタンド立てるとズブズブ沈むので、停めたければ板を持参したほうがいいみたい。
 ・砂が乾いている所は締まってないので危険。
 でこぼこがあるのでスピード注意。
 ・海水浴客が沢山いるので飛び出し注意。

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初めてで少し緊張してたのと、とても混んでたので、出来ればもう一度、今度は人があまりいない時期に行きたいなぁ。

 新しい感覚で気持ち良かったー!

 千里浜よりなるべく海沿いを辿って能登半島最北端を目指します。

本当に海が綺麗だった!

 新潟と同じ日本海なのに、新潟の日本海は「ど演歌」で能登の日本海は連続テレビ小説の「まれ」のオープニングの様に抜ける様な爽やかな空と海だ!
 海の青さは日南海岸に負けていない!

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 千枚田は意外と感動がなかった。
 棚田を見慣れてるから?棚田が意外と小規模だった。水を張った直後や稲刈り前に行くと綺麗かも。

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能登半島の距離感が全然無くて、どのくらいの時間がかかるかなんてナビで言われてもサッパリ感覚が分からない。
 とにかく突端を目指して走りました。

 道は山の中を入ったり海岸線を走ったりな道。 気持ち良かった!

14:00頃、能登半島最先端の禄剛崎灯台到着。

 近くの道の駅狼煙にバイクを置いて10分位急傾斜の丘を登ります。
 この一週間のツーリングで最も暑くて汗かいた所だったよ。
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ここは日本列島の中心でもあるんだって。
へー。
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 この先にも能登半島最先端を自称する岬があって、ランプの宿がある所なんどけど、変な観光地化が進んでてガッカリな感じ。
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 変な方向に進んでる…

パワースポットとか言って、流行り廃りを売りにすると長続きしないよ。

 あと、青い洞窟へ行くのにお金取るのはわかるけど、なんの変哲もない展望テラスと、ただタイルを敷いた小さな小道を歩くために500円は損した気分になる。

 売り方が下手だと思うわ。

 目的の一つである能登最先端に行けたので、ここからこの日のキャンプ場を探しつつ走り出す。

 15:30 この日は見附島キャンプ場にキャンプを張る事にしました。

  キャンプ場の隣にある国民宿舎「のと路荘」で受付。
 ここのキャンプ場は予約受付が無くて、基本当日受付で助かった。
 「のと路荘」の温泉もキャンプ場利用者は17:00迄利用できるそうで、良かった!

 サイトは枠が無く、自分でいい所を決めて自由に設営してOKだそうです。

 海水浴も出来て、釣りしてる人もいるしとてもいい所だった。
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8月15日
いよいよ長い旅も終盤です。

この日は8:15に見附島キャンプ場を出発し、帰途につきました。

途中、能登島を巡ってきました。
繰り返し、本当に日本海と思えないくらい海が青い!空が高い!
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七尾から能越道に乗り、北陸自動車道を使って我が家へ向かいました。

 これだけ長く走り続けると、新潟県に入った瞬間「にいがたー!!」って叫んじゃうね。
 テンション上がった。

見慣れた景色を見てると嬉しくなってくるし、帰って来たー!って思う。

17:00我が家到着。

長い旅が終わりました。

 長いバイクツーリングは交通事故のリスクが高い。もしかしたら命に関わる事故にあうかもしれない。そう思うと、「無事に帰れて良かった」と心から思う。

 今回の旅は主に海沿いを走ったわけだけど、日本が島国と言われるように、日本はつくづく海の国なんだなって改めて思った。
 色んな海があった。小さな漁村や大阪港の様な巨大な港、海と陸が融合した瀬戸内の美しい景色。生活感が染み付いた海。果てしない太平洋。

 繁栄する都市には必ず港があるし、港がある街は海から見た景色が一番美しいと思った。

 色んな所を巡ったけど、まだまだ行ってみたい所は沢山あるし、国内だけでも知らない文化は沢山あるってわかった。

 そして、様々な所へ行って「感動する」って大事なんだと思ったし、我が子にも沢山旅をして欲しいと思った。

 また旅に出たい。



 行く前から、そして旅の道中に、道中の安全を祈念してくれた皆さんに感謝します。

親切にしてくれた人、声かけてくれた人、俺のバイクの写真を撮ってた人、旅で出会った人達に感謝します。

 大分の家では妻の両親が色々と気遣ってくれてありがたかった。またもやお義父さんと飲み過ぎてしまったが…


そしてこのような旅を最初に提案して、背中を押してくれた妻に感謝。

ありがとうございました。
 
 

捨てる


時間は誰にも平等です。
時間を何に投資するか?
何を得ようとするか?

それによって人の人生は変わってきます。

時間は有限ですから
「何に使うか?」また「何に使わないか?」をよく考えなくてはいけません。

 短い人生の中でやりたい事を出来るだけ沢山やりたいと思う事は、なんらわがままな事ではないし、限りある命を享受する者として当然の気持であると思います。
 人の命の時間と能力には限界がありますから、より多くの物事を取り入れようとするならば、何かを手放す必要があります。

 呼吸がそうであるように、先ずは今あるものを捨ててから、新たな物事を取り入れます。

 何を捨てるかというと、ネガティヴな感情やネガティヴな感情をもたらすもの。ただ消費するだけで何も生み出さない事。そういった物事から手放すべきではないでしょうか?

  今やっている事で上手くいかない物事はサッパリ切り捨てるべきだし、上手くいっている事は継続すべきです。相変わらず同じ事を続けながら、いつもと違う結果を期待するのは間違っています。

 よく、物事を捨てるという事は、その物事に対する執着を捨てるという事だと見聞きします。

 自分がなぜこの物事に執着するのか?自分自身で向き合って考えなければなりません。


自分は何が好きなのか?
自分は何をしている時が好きなのか?
自分はどんな暮らしをしたいのか?
自分はどれだけお金が欲しいのか?

自分は〜と色々と考えると、必要な物事が浮き彫りになると同時に、自分がこだわっていたはずの物事が、実はどうでもいい事だと気付いてきます。

さて、ちょっと色々と考えてなんか捨ててみようかな。

ザリガニ

 息子がザリガニを飼いたいと言い出して、ザリガニ釣りに行く約束をしてみたものの、どこにザリガニがいるか意外と分からないもんだね。

 Facebookでザリガニのいる場所をおしえてって書いたら、沢山のタレコミ情報もらって感謝感謝です。

 最初は自宅の近所の田んぼの小川に行ってみたけど、田んぼは水を落とす時期で全体的に水が少なくなっていて見当たらなかった。

 次に市内の公園。畑仕事していたおじさんが一緒になって探してくれたけど、結局ダメだった。
 小学校の校外学習で子ども達が押し寄せて大分捕まえてったみたい。

 ところでウチの息子は学校の登校中に商店街の側溝にいるザリガニを傘で突いて遊んでたみたいで、それを見た商店街の人が学校にクレーム入れたみたい。
 ということは息子がいつもザリガニをいじめてるとこに行けばいいじゃん!ということで行ってみるも、やはりザリ氏はいなかった。

 ここまでの間にもFacebookには色々と情報が寄せられて、色々と行ってみたいところはあったんだけど、息子は道路に飛び出したところを俺にこっぴどく叱られた事と、疲れた事でその日はもうザリガニ熱はクールダウンで、ザリガニ釣り終了な感じ。

 翌朝、ダムのビオトープに出陣!

 餌の煮干しを垂れてみると結構いるいる!

 しかし俺は子どもの頃はザリガニは手掴みで獲ってたから、釣り方式で獲るって経験がほとんど無いんだよね。とはいえ大人になって泥水の中に手を突っ込むのはちょっと…
 
 よく見てると所々で「チャプっ!」と音を立ててザリガニが動くんだわ。
  明鏡止水の心持ちで、ザリガニが音を立てた場所の中で最も釣り易い場所を選び、糸を垂らして静かに待つ。
 息子が喉が渇いたと言っても心動かじ、「もしさぁ、ここにでっかい鯨が泳いでたらどーする?」という問いかけにも動じず…

 すると足元で「ちゃぷん」という音が!
慌てて見るとそこには見慣れたiPhone6が…
映画タイタニックのクライマックスで沈みゆくジャックのようにゆっくりと水没していく、iPhone6が!

 俺の脳のシナプスは"池に沈みゆくiPhone6=誰かの落し物」という都合のいい接続をしてくれたけど、1秒で気がついた。「これは俺のだ」と。

 すぐに電源切ろうと思ったけどスリープボタンが効かなくなってて、あれよあれよという間に、画面が真っ青になったり真っ黒になったり繰り返してた。

 もうさ、ここまできたらもう何が何でもザリガニ釣って帰らねばならんと思ったね。
 だってiPhone6を御供えしたんだもん。

 気を入れ直して、下手なりに頑張った結果2匹ゲットしました!

 段々と面白くなってきたけど、息子が飽きてきて「帰ろうよ〜」とか言い出して終わりにしました。ってか、誰のためにザリガニ釣ってんのか??

 帰りの車中は息子は念願のザリ公をゲットしてご満悦で
息子>>「ねぇ、もしさぁ、ザリガニがハサミだったらどうする?」「ねぇiPhoneが落ちたのってさ、僕のせいじゃ無いよねー」
俺>>「そうね〜そうね〜」

心ここに在らずですよ。相変わらずiPhoneはパチンコ屋のネオンみたいに画面が青くなったり黒くなったりしてるし…

 ザリガニの事後処理は妻に押し付けて、早速にiPhone6が辛うじて動くうちにiCloudにバックアップとって、Applecareに電話し、ビッグカメラに連絡したらなんと!その週末に限ってAppleの修理等の受付システムがメンテナンスで休業だとか…

 結局月曜の猛暑の日に、妻に0歳の娘を連れてビッグカメラに行ってもらいました。

 かたじけない!妻よ!

 息子よ、そのザリガニの価値は高いぞ!

大分県杵築市の火災事件

大分県杵築市で住宅が全焼し、放火の罪で自衛官が逮捕された事件。

尊い幼い命が失われました。

 亡くなった子ども達の父親である、逮捕された自衛官はどういう精神状態で家に火をつけたのか?衝動とはいえ何故そういう行為に走ったのか?これから調べが進むにつれて分かってくるかと思います。

 世間はこの父親の行動を一方的に非難するばかりですが、この父親だってこんな顛末を望んでいたはずではありません。
 この父親の心を救う手立てはなかったのでしょうか?

 8人の子どもを抱える大家族だったそうで、父親はその身分から一家の稼ぎ頭だったかと思います。

 ニュースによると父親は職場で悩みがあったそうです。
 自衛官の生活は日常そのものが仕事です。職場の環境から身も心も完全に離れる事はなかなか難しかったのではないでしょうか?

 そんな中、杵築市の自宅に帰る事は仕事から逃れて束の間の安息が出来る機会だったのではないでしょうか?

 しかし家に帰ったら子育てに翻弄されている妻に相手にされない。
 8人の子どもを育てているわけですからそれは当然の事と思います。

 心身ともに疲れて唯一の逃げ場である自宅に帰ったのに、自宅での扱いがそれでは、積もり積もった心の何かが爆発してしまうのも察っする事が出来ます。

 8人の子ども達を養うには多くの生活費が必要だと思います。
 自衛官の仕事がいくら自分の心身を圧迫して、逃れたいと思っても、家族を思えば自衛官を辞めるという選択肢はありえないと考えていたのではないでしょうか?

 だからと言って奥さんの方も8人の子育ては相当に大変だったと思います。夫を心配している暇など無かったでしょうし、毎日が精一杯だったと思います。


 父親は何故そこまで心身ともに限界を迎えてまでも自衛官を辞める事を考えなかったのでしょうか?
 公務員の待遇は民間人に比べればとても恵まれています。公務員の待遇と比べたら、他の仕事の待遇は不満ばかりでしょう。

 でも、問題はその待遇で自分が納得できるかどうかです。
 公務員を辞めて他の職に就いたら生活レベルを格段に落とさなくてはいけない事になるかもしれません。
 持っているものを手放して当たり前の生活を諦める事になるでしょう。

 でも、それで自分や家族が納得すれば、なんら不幸せな事はないと思います。

 公務員を辞めるというのは世間的に見れば勿体無い事だと思いますが、本当に嫌だったら辞める事を考えるべきです。

 自分を殺し、我慢して、嫌な思いをし続けながらそれでも捨てがたい地位でしょうか?


 もしもこの自衛官の父親があっさりと自衛官の地位を捨て去ったらどうなっていたでしょう?

 子ども達にはクラブ活動や塾を諦めてもらう事になり、今までよりも生活のレベルを大きく落とす事になるでしょう。ギリギリの生活になるかもしれません。しかし、毎日子ども達と過ごし、妻の家事の手助けをし、妻と生活の苦労を労い合い、不便でも朗らかな暮らしができたのではないでしょうか?

 この父親にとって人生の大切なものって何だったのでしょうか?最後の最後に守りたいものって何だったのでしょう?

何か大事な事を見失っていたのではないでしょうか?

“If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?”
もし今日が人生最後の日なら、今日やろうとしていることは、本当に自分がやりたいことだろうか?  byスティーブ・ジョブズ

ストレス解消法〜時代劇からワイドショーへ


 人間はただ何もせずにそこに座っているだけでも少しずつストレスを溜めていきます。

 人間、社会の中で生きていれば誰しもが必ずストレスを多かれ少なかれ溜めていきます。

 テレビが盛り上がっていた時代は尚更の事、家庭でのリラックスタイムはテレビが主役という所が多数で、今も昔もテレビ番組はストレス解消の一助を担うコンテンツである訳です。

 昔は時代劇が沢山放送されていて、内容はどれも共通して、悪役が何も罪もない人々に酷い仕打ちをして、人々はそれに抗う事もできず、絶望に打ちひしがれた姿を視聴者に見せて、そしてどこか自分の満たされない想いと共感する部分が可哀想な登場人物にもあって、それが尚更悪役への憎悪を湧き立たせます。
 そこで正義の味方が悪役を粛正して、それを見た視聴者は、心が晴れ晴れとするわけです。

 良いストレス解消のコンテンツだったと思います。

 しかし今はストレス解消の役目を時代劇からワイドショーがとって代わりました。

 時代劇よりも現実的で、事件の当事者の境遇と自分を重ね合わせ易く、他大勢と加害者を断罪する事で自分も正義の側に立っている気分になるのです。

 人は皆、悪役を探して、それを叩く事で鬱憤を晴らしているところがあります。
事件の悲惨さや哀れさをことさら強調して、被害者側の悲しみを増幅し、加害者への憎悪を高めてみんなで叩きまくる。

 タチが悪いのは、明確な悪役が居れば叩く事が出来るのですが、いない場合は自分達と違う人、自分達と違う考えを持つ人、自分達が信じてきた物事を変革させようとする人、自分達が価値があると信じてきた物事を否定する人を悪役に仕立てるのです。

それ健全とは言えるか?
いじめの構図と似てないか?


 ワイドショー好きや、テレビのニュースや週刊誌などで情報を得る人は気をつけたほうがいいと思います。
 情報を得ているつもりが、いつの間にか社会的イジメに加担しているかもしれないし、自分の満たされない想いを歪んだ手法で晴らそうとしているかもしれません。


 自分がどれだけストレスを溜めているかを自覚することは大事だし、それをどうやって解消するか、いつでもその手段を用意しておくことも大事だと思います。

 好きな事に打ち込んだり、気分が良くなる音楽や、笑えるコンテンツを楽しんだり、運動をしたり、健全なストレス解消法を自分なりに模索しておく事が、心身共に健全に保つ上で必要だと思います。

サントピアワールド

 ゴールデンウィークにサントピアワールドへ行ってきました。

https://instagram.com/p/2Ulq4LpHHm/

サントピアワールドNow


 小1の息子は少しずつ楽しめるアトラクションが増えてきて、行く毎に楽しみが増している様です。
 初めて恐竜のジェットコースターに乗って興奮していました。

 1日たっぷり楽しんでとても満足気でした。

 サントピアワールドはその昔、安田アイランドという名前で、私が子どもの頃も両親から連れて行ってもらったり、保育園の遠足で行ったりしていました。

 思い出深い所です。

 大人になって今度は我が子を連れて歩く事を感慨深く思います。

 私の他にも同じ想いのパパママ達は多いのではないでしょうか?
 サントピアワールドは大切な思い出の場所であり、子ども達にとってとても楽しい遊園地であります。

  しかし、サントピアワールドは所々老朽化して、アトラクションの塗装が剥げたり、機械が古くなったり、広い敷地内は細かな所まで手が届かない様です。

 先程も言った通り、安田アイランド、サントピアワールドは今の子の親世代や子ども達にとってとても大切な遊園地です。

 これから先も子どもとの思い出作りの場になって欲しいと思います。

 そんなサントピアワールドの為に力を貸して欲しいと言ったら、惜しみなく力を貸してくれる人は沢山いるのではないでしょうか?

クラウドワークス
などを利用して、人手が必要な作業を手伝ってもらったり、塗装費用や機械入れ替え費用を多くの人から少しずつ出してもらったり、代わりに回数券をプレゼントしたり、出資金額によっては「年間パスポート」や「待ち時間ゼロ優待券」とかプレゼントしたりしたら、結構資金や労働力が手に入ると思います。

 また、来園者もサントピアワールドの為に自分に出来ることを少しでもやる事で、サントピアワールドに少しでも貢献出来たという幸福感を得られるし、チケット代が少しでも安く上がるし、良い事が沢山あるように思います。


 サントピアワールドは多くの親子にとって大切な場所です。

 サントピアワールドはみんなのサントピアワールドであるわけですから、みんなで盛り上げていけたらと思います。

 そうしたらきっと多くの親子にとってサントピアワールドは宝物になるでしょう。

美しかった 鬼無里


 5月2日にHarleyで長野県へ走りに行ってきました。
 先ずは、糸魚川まで北陸自動車道を走り、白馬を通って鬼無里へ行き、そこから戸隠神社奥社へ向かい、参拝して上信越道信濃インターから柿崎インターまで高速を使い海沿いを走って帰ってきました。

 鬼無里へ向かった目的は、以前Harley乗りの素敵女子から「いろは堂」というとても美味しいおやき屋さんがあるというのを教えてもらって、長野へ行く機会があったら是非行きたいと思っていたからです。
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 鬼無里へはこの日初めて訪れたんですが、とても美しい田舎景色で感動しました。
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 地理的にも環境も、どこにでもありそうな普通の田舎の集落が点在するただの山間地です。
 しかし、鬼無里は茅葺の古民家が未だに多く点在し、萱をトタンで覆った家や、古民家風な雰囲気を残したままリフォームされた家も沢山ありました。
 そうした茅葺の屋根屋根が美しい雰囲気を醸し出していたし、ちょうど花盛りであちこちに桜や水仙が咲き乱れていたのがとても綺麗でした。

 全体的に田舎相応に整っているという印象です。

 鬼無里に住む人々が、この田舎の環境に価値があると見出して、それを大切に維持していると言う事、 その鬼無里が市外県外の人々にとって美しく価値があると認識されている事が、この鬼無里の美しさの所以だろうと思います。
 
 よくある田舎では、若者や子どもは減り続け年寄りばかりになり、活気が無いと言って住民が未来に悲観的で、自分達が住む場所の価値を見つけて発信しようとせず、次第に荒廃してゆきます。

 村に活気を取り戻すには、外からお金と人を呼び込むしかありません。日本の地方の何処も少子高齢が加速している中で、人口を増やそうなんて無茶です。

 ここには何があるか?ここにある何に人は価値を見出すのか?それを整えて外へ発信するにはどうすればいいか?どういった形で村に外貨を入れるか?


 住民がその地域の未来を諦めるというのは、ある意味問題解決なんだと思います。

 そこに住む事を諦め、社会インフラの整備を諦めて都市部に移動すると決めれば、思考停止して、その地域は消滅の道を突き進むでしょう。

 逆にその地域にこれからも根ざして生きていくと決意したなら、その地域で住むという課題を抱えて、様々な問題に立ち向かわなければならない。
 そうすると、地域の活性化の為に頭は思考し始めるでしょう。

 先ずはそこで暮らす住民がその場所を見限ったら、途端に産廃施設などの人々の暮らしの中に受け入れられないものを押し付けられ始めるでしょう。


 地域活性化の起爆剤は、そこで生きると決断する事から始まるのだと思います。